業務用生ごみ処理機の種類と特徴
業務用の生ごみ処理機にはいくつかの方式があり、それぞれ特徴や用途が異なります。大きく分けると以下の種類があります。
1.コンポスト型(堆肥化方式)
- 方式:微生物の働きを利用して生ごみを分解し、堆肥として残すタイプ。
- 特徴:
- メリット
- 出てくるものは土状の堆肥で、農業や園芸に再利用可能。
- デメリット
- 水分が多い生ごみの場合、処理効率が落ちやすい。
- 処理時間が長め(数日〜数週間)。
- 匂い対策や定期的な切り返しが必要。
- メリット
- 用途:堆肥活用先がある場合に有効。
2.消滅型(バイオ式・バイオディジェスター方式)
- 方式:好気性微生物が常時稼働する槽の中で生ごみを分解し、水溶化し排水として処理する方式。
- 特徴:
- メリット
- 処理残渣がほとんど出ない(消滅型)。
- 連続投入可能で、大量の生ごみを24時間体制で処理できる。
- 初期導入コストは比較的高いが、残渣処理費が不要。
- デメリット
- 処理過程で排水が出るため、水質基準(SS, BODなど)への対応が必要。
- メリット
- 用途:大型商業施設、工場、病院、学校給食、リゾート施設など。
3.乾燥型(乾燥粉砕方式)
- 方式:高温乾燥やヒーターを使って水分を蒸発させ、体積を減らす。粉砕と組み合わせる場合もある。
- 特徴:
- メリット
- 処理時間が短い(数時間〜1日)。
- 微生物管理不要。
- デメリット
- 消耗電力が大きく、電気代がかかる。
- メリット
- 用途:厨房、ホテル、スーパーなど。短時間で容量を減らしたい場合。
4.メタン発酵型(バイオガス化方式)
- 方式:嫌気性発酵によりメタンガスを発生させ、エネルギーとして利用。
- 特徴:
- メリット
- 生ごみを資源化(ガス発電、熱利用)。
- 大規模な施設に向く(自治体、食品工場など)。
- 発酵残渣は液肥や固形肥料として利用可能。
- デメリット
- 初期投資が非常に高く、維持管理も専門性が必要。
- メリット
- 用途:自治体プラント、大規模工場、農業団体。
5.熱処理・焼却型
- 方式:電気やガスで高温処理し、灰にする。
- 特徴:
- メリット
- 処理時間が短い。
- デメリット
- 衛生的だが、CO₂排出や電気代が大きい。
- 灰は最終処分が必要。
- メリット
- 用途:病院や衛生面を重視する施設など。


