事業系生ごみの焼却によるCO2発生の一考察

1)生ごみ1トン中の炭素(C)の重量

水分含有率: 70 ~ 80%
生ごみの炭素含有率(乾燥重量基準):40 ~ 50%

炭素量は

  • 水分 70% の場合
    300㎏(乾燥重量)x 40% ~ 50% = 120 ~ 150㎏
  • 水分 80% の場合
    200㎏(乾燥重量)x 40% ~ 50% = 80 ~ 120㎏

結論: 1トン(1000㎏)焼却の場合のCの量は、80 ~ 150㎏ ⇒ ①

2)焼却後に残るCの%

日本の焼却施設では高温燃焼が行われている。(環境省:一般廃棄物処理実態調査)

燃焼効率は 99% 以上で未燃焼炭素は 1 ~ 5%(主灰+飛灰)。高効率な焼却炉では 1% 未満 = ②

3)発生するCO2重量

C(原子量12g/mol)がCO2(原子量44g/mol)になることでの重量増%:

44 ÷ 12 = 367% ⇒ ③

上記より、生ごみ1トンの焼却によるCO2発生量の推定値は:

① x ( ② x 99% ) x ③ = 294㎏ ~ 551㎏ 

 

参考1)事業系生ごみの年間排出量は520万トン。90%が焼却されているとすると

138万~258万トンのCO2が放出と推定

参考2)林野庁資料 https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/2022kyusyu.html 抜粋

日本の二酸化炭素吸収量(2022年度)