LFCバイオダイジェスター(消滅型生ごみ処理機)は、コンピューターです
コンピューター業界の変遷
コンピューターはメインフレームやマイコンから始まり、DOS・Windowsを経て発展しました。演算速度を競うハード中心の時代から、クライアント・サーバー方式、そしてインターネットとクラウドの普及により、個々のパソコンの差別化は小さくなりました。さらに膨大なデータベースを高速処理するサーバーの登場によってAIが普及し、21世紀の産業革命をもたらそうとしています。時代は「ハードへの投資」から「ソフトへの投資」へ移り変わりました。
LFC設計思想
LFCバイオダイジェスターのメーカー、Power Knotは、2009年にシリコンバレーで設立されました。2014年にはロードセルを搭載し、処理量を計測しながらインターネットで管理するシステムを実現。エレクトロニクスとソフトウェアのエンジニアが結集した技術集団により、LFCは現在第9世代モデルへと進化しています。
パソコンと同様に独自のOSを持ち、ソフトウェアアップデートによって常に改良・改善を続けることが可能です。(5年前のソフトVer.2.35 現在Ver.4.051)
従来の「生ごみを分解すればよい」という発想の処理機とは異なり、Power Knotは生ごみ処理機を工作機械からコンピューターへと進化させた唯一のメーカーといえます。
安全機能
異物投入や仕様を超える過剰投入によって撹拌シャフトに大きな負荷がかかると、従来は撹拌棒が折れるなど修理コストが発生する危険がありました。LFCは負荷を電気的に検知し、必要に応じてオペレーターに警告を出し自動停止する機能を搭載。装置の保護と運用コスト削減を両立しています。
ご飯処理モード
実際に二樹エレクトロニクスの要望を受け、新たに「ご飯処理モード」を作成。現在お使いのLFCをアップデートしました。
従来、ご飯やパンはフィルターの目詰まりを起こしやすく、大量投入による分解は困難とされてきました。LFCは独自の設計・設定によりこの課題を克服し、既に複数の導入先でご飯・パン100%の処理を実現しています。さらに、吸水膨潤による重量増加(50〜60%増)にも対応し、条件を満たせば一時的な重量超過でも稼働を継続します。このモードはパスワードで管理者を限定しています。

ご飯処理モード
一次的に吸水(膨潤)した場合も、所定の重量・超過時間までは稼働を停止させず連続して処理を行う特別のモードです。設定は、パスワードで管理者のみが行います。
日本では、生ごみ処理機は新しい分野であり、「数年で陳腐化し無駄な投資になるのでは」という声もあります。LFCは、CPU搭載マザーボードと独自OSによりソフトウェア更新を行い、常に進化するコンピューターとして安心して利用いただけます。



